コーヒー豆を挽きながら

僕にとっての贅沢とか幸せって何だろう。
好きでもない35000円のフレンチのフルコースを食べることではないような気がする。だったらすき家で、ちょっと高いからいつもは頼まないチーズ牛丼を頼んだ方がよっぽど贅沢なんだと思う。

あるいは、よくわからなくて甘くて高いスタバを飲みに行くよりは、いつもより少し高いコーヒー豆を買ってみる方が幸せだ。

その豆をさ、朝少し早く起きて、挽いて、ハイライトを吸いながらゆっくり飲むんだよ。どうせだし、ボヘミアンラプソディーのサウンドトラックなんかかけてみようか。20th Century Fox Fanfareが一日の始まりの音みたい。そんな朝を過ごした日は、いい日になるに決まってる。そうそう、朝ごはんも食べなくちゃ。マルセイバターサンドくらいでいいかな、大好きだし、贅沢だ。ほんとはフレンチトーストでも焼けるといいんだけど、残念ながら時間はあっても卵がない。

この文章を読んでくれている君はどんなことを贅沢だって思っているんだろう。もしかしたらフレンチのフルコースが大好きなのかもしれないし、あるいは、ご飯のお金を削ってまでお洋服を買っているかもしれない。普通の人が飲まないような高いウヰスキーを飲んでいるのかもしれないし、それは僕にはわからない。ただ、日常にひと工夫するだけで、あなたの1日はちょっと贅沢になる。もしそういうのを求めてるなら色々やってみるといい。

ちなみに僕は雑誌POPEYEの読者だから、毎月買って、新しい小さな贅沢のヒントを探してる。小さなことで幸せになれるんだよ、人っていうのはさ。もちろん、壮大な幸せもあるんけど、毎日だと刺激が強すぎるし、小さいくらいがちょうどいい。

でも幸せっていうのはみんな一人ひとりが違ったものを抱いてることは20年生きたら十分わかったから、僕は僕なりの幸せを追求していきたいな、なんて、年甲斐もなく僕は、いつものようにコーヒー豆を挽きながらそんなことを考える。
みんなのちいさな幸せも教えてよ。


We Cry

ふと思いついたアイディア、 あの日から解せないこと、 引き出しの中で眠っている絵。 そのままにしてしまうのは なんて悲しいことなんだろう。 だったらそれをシェアして広めようよ、 そこから新しいものが生まれたら 素敵だよね。 という思いから、このウェブサイトを プラットフォームとして、 ジャンルも形も問わず 何でも自由にシェアしていきます。

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