名前もない空虚な怒り
こんなにも怒りを世界中から向けられるのも珍しい。今はネットで誹謗中傷が簡単にできる世の中だ。しかし、いくら酷い言葉を吐き捨てたってびくともしない。むしろ日を追うごとに力をつけていく。全く消えちゃくれないのだ。コロナってやつは。
私はこのやり場のない怒りに心身ともに浸食されてきている。ここ数日で。
大きな決断をしなければいけない。『決断』という行為にどれだけ私は苦しめられてきたことか。私はどうも外部からの謎の攻撃に打ち勝てるほどのメンタルスキルを、あいにく持ち合わせていない。馬鹿ほどに持ち合わせていないのだ。
一昨日あたりから、頭の中では茨城のり子さんの「わたしが一番きれいだったとき」がずっと復唱されている。
わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかんわたしはめっぽうさびしかった
何が正解なのか。全くわからない私は急に政治を語りだし、やみくもに政権を憎んでみたりする。けれど知識なんかないから、その恨み節なんて薄っぺらい鰹節みたい。
何に怒りを向けたらいいのか。全くわからない私のこのお粗末な感情に、名前など付けようもない。
希望を持ちたいのだ。しかし睡眠不足が邪魔をする。
ここからくる負のループとやらは、心とソーシャルディスタンスなんか守っちゃくれない。
nami
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