同じタイトルの違う話 1
「羨ましいほどの才能を持った人間も誰かを羨んだりするのかなって」
私は私でそれで良いんだし、それ以外にはなれないけど、まだ何か足りてない。まだ何かを欲している。
100パーセントわかるものなんてないなら、1パーセントも知りたくないと思ってしまうのに、何も聞こえない瞬間や何も見えない瞬間は誰かを求めている。
夜が一際静かに感じるのはそのせいなのかも、なんて
絡まってしまったものはどこから解いたらいいのか分からない。
あれほど嫌いだったコーヒーは気づけば毎朝飲むようになっていたけど、
あれほど練習した一輪車は今は乗り方すら覚えていない。
昨日まであれほどいいと思っていたものも今日には何も感じなくなってしまうことだってあるのを知っちゃった。
部屋のスイートピーもいつかは枯れるし、眠ったらどうせまた日は昇る。
どうしようもないことをいつまでもいつまでも考えて今日も眠りにつく。
28th Nov 2016 pm 20:12
オーストラリアの空の下で15歳のアジア人が書いた日記をもとにー。
Kilmt
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