ブルーベリーパンケーキ

冬休み中特にやることがないとき、寒いのでいつも部屋に籠って海外ドラマを観ています。

この間は「プリズンブレイク」という作品を観ました。プリズン(刑務所)+ブレイク(破壊)=脱獄 つまり脱獄ドラマです。シーズン1を観たのですが、ハラハラドキドキしてとっても面白かったです。ただ、結構ハードなドラマなので見終えるとどっと疲れて、「はあ、ハラハラドキドキはもう向こう三年はいいや」ということになります。

この作品を通して一番良いなあと思ったのが「ブルーベリーパンケーキ」です。脱獄と全く関係のない、むしろその対極にあるようなことを取り上げてしまい本当に申し訳なく思っている、というのはもちろん嘘で、特に何とも思っていないので普通に続けます

主人公の兄リンカーン・バローズには息子がいるのですが、息子がまだ小さいとき、彼はいつも朝ごはんにブルーベリーパンケーキを作るんです。それで、成長した息子にとってそのブルーベリーパンケーキは思い出の味になる、それだけなのですが、なんかすっごく良いなあと思いました。

というのも、朝ごはんにブルーベリーパンケーキって結構珍しいじゃないですか。ただのパンケーキなら一般的かもわかりませんが、ブルーベリーパンケーキはなかなか珍しい。日本なら尚更です。それで、そういう特別な味は子供にとって、将来絶対大切なものになると思うんです。もちろん一般的な朝ごはんにも家庭の味があるし、大切なものに変わりはありません。

でもそうではなくて、そのメニュー自体が特別だと、さらにそこにもう一段階加わるので、これはもう「思い出の味ヒエラルキー」の頂点と言っても過言ではないですよね。思い出の味ヒエラルキーってなんですか?

とにかく、そういうちょっと特別なものを作ってあげるのは親として素敵だなあと、このドラマを観て思いました。こういう意外な発見があるのも海外ドラマの面白いところです。

ただ、丸パクリしてブルーベリーパンケーキを作るというのではちょっと野暮なので、ええとどうしようかな、ピーチ・・・ピーチ、ごはん、あっ、「ピーチご飯」とか良くないですか?  良くないです。そうですか。

Written by おうか


We Cry

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