「かも」について
このタイトルを見て、僕が、鴨南蛮はなぜあんなに美味しいのか、とかそういった話をすると思った方、おそらくそういう方が大半だと思うのですが、ここでの「かも」はduckではなく、助動詞のmayになります。申し訳ありません
語尾に「かも」がつくことは割とある気がします。たとえば、「わたし、彼のことが好きかも…」というシーンをよく目にします。ここで聞きたいのですが、そういう場合、「彼のこと好きかも…」のあとしばらくして「いや、やっぱ好きじゃなかった!」ってなること、ありますか?ありませんね
だから多分、ほとんどの場合「好きかも=好き」なんですよ。彼のこと好きかも=好き、だし、このお茶好きかも!=好き なんです。「かも」でお茶を濁さないでください
しかし何も「かも」をやめろと言っている訳ではなく、むしろ僕は「かも」を魔法の言葉だと思っています。では、なぜ「かも」は魔法の言葉なのか。その理由は、
『「〜好きかも」と口にすると、以後そのことについて意識せざるを得ないから』
これです。僕は高校受験のころ、模試の国語の出来がやたら良かったことがありました。そのとき、「国語が得意なのかも」「国語好きかも」と思い始めたのを皮切りに、僕の国語の成績は右肩上がりになり、どんどん国語が好きになっていったような気がします。
「得意かも」と思うことで意識が向くようになり、そのうちそれは「得意でありたい」に変化しました。
これは言わばセルフ洗脳で、当然薬になることもあれば毒になることもあります。だから僕はできるだけ「〜(プラスの言葉)かも」と思うようにしています。悪い「かも」を集めていると、悪いことばかり目に付くようになり不幸せになって前科者になり閻魔様に舌をビロビロされます
閻魔様に舌をビロビロされるとどうなるかと言うと、舌の感覚が過敏になって常時猫舌になります、もう君の大好きな味噌煮込みうどん、食べれないね
とにかく僕は「〜かも」という言葉に意識的になれば人生は豊かになるんじゃないか、と思っています。「好きかも」を見つけたらメモを取って、開拓して、もしかしたらそこに自分の才能が開花する何かがあるかもしれません。全ては「かも」と思うことから始まるのです。
だから、「好きかも!」「得意かも!」というプラス面の「かも」で、脳をハックしてしまいましょう。さすれば自ずと道は開ける、かも、しれません。
Written by おうか
0コメント